【解剖学問題8 神経 その1(問題編)】
問題01: 坐骨神経に支配される筋はどれか。
1.大殿筋
2.中殿筋
3.大腿筋膜張筋
4.大腿二頭筋
問題02: 皮質脊髄路に含まれないのはどれか。
1.中心前回
2.内包
3.大脳脚
4.脳神経核
問題03: 脛骨神経が支配する筋はどれか。
1.前脛骨筋
2.腓腹筋
3.長腓骨筋
4.足の長母指伸筋
問題04: 延髄・橋から出る運動性のみの脳神経はどれか。
1.舌咽神経
2.三叉神経
3.動眼神経
4.外転神経
問題05: 中心前回にある皮質中枢はどれか。
1.運動中枢
2.体知覚中枢
3.視覚中枢
4.聴覚中枢
問題06: 脳室系について誤っている記述はどれか。
1.室間孔は第3脳室と第4脳室との間にある。
2.側脳室は大脳半球内にある。
3.第3脳室は間脳の中にある。
4.第4脳室はクモ膜下腔に通じている。
問題07: 大脳皮質の前頭葉に存在しているのはどれか。
1.体性感覚野
2.味覚野
3.ウェルニッケの中枢
4.ブローカの中枢
問題08: 前庭神経に分かれる脳神経はどれか。
1.三叉神経
2.顔面神経
3.内耳神経
4.舌咽神経
問題09: 支配神経の組合せで正しいものはどれか。
1.頸神経叢−−−C3〜C7
2.腕神経叢−−−C5〜T1
3.尺骨神経−−−C5〜C7
4.腋窩神経−−−C7〜T1
問題10: 痛覚の伝導ルートで括弧内を正しい順番に並んでいるものはどれか。
自由神経終末⇒( )⇒中心後回
A:視床
B:脊髄後根
C:脊髄後角
D:脊髄神経節
E:対側外側脊髄視床路
1.B→D→C→A→E
2.D→B→C→E→A
3.B→C→D→E→A
4.D→C→B→A→E
2009年10月30日金曜日
【解剖学問題8 神経 その1(解答編)】
【解剖学問題8 神経 その1(解答編)】
問題01: 4
解説:大殿筋は下殿神経、中殿筋、大腿筋膜張筋は上殿神経に支配される。
問題02: 4
解説:皮質脊髄路は主として大脳中心前回の運動領野(第4、6領野)に始まり、内包、大脳脚、延髄の錐体で交叉し、さらに前角細胞と連絡している錐体路である。脳神経核は末梢神経である。
問題03: 2
解説:脛骨神経は主に下肢屈曲に働く筋を支配する。前脛骨筋、足の長母指伸筋は深腓骨神経、長腓骨筋は浅腓骨神経に支配される。
問題04: 4
解説:4:外転神経は橋と延髄の移行部から脳を出て、外側直筋を支配する神経である。
1.味覚と咽頭の知覚を伝える感覚線維と咽頭筋を支配する運動線維、耳下腺を支配する副交感線維を含む。延髄の外側でオリーブの後方から脳を出る。
2.前頭部と顔面に広く分布する多数の感覚線維と少量の運動線維を含む。橋の外側部より脳を出る。
3.眼筋を支配する運動線維と、眼球内の平滑筋を支配する副交感線維を含む。大脳脚の間から脳を出て眼窩に入る。
問題05: 1
解説:中心前回は前頭葉にあり、運動野の領域である。
2.体知覚中枢は体性感覚野の領域である中心後回をもつ頭頂葉。
3.視覚中枢は視覚野で、後頭葉の半球内側面にある鳥距溝の周囲にある。
4.聴覚中枢は聴覚野で側頭葉の外側溝に面する横側頭回にある。
問題06: 1
解説:脳室系は、左右の大脳半球の漁側脳室があり、左右の間脳に挟まれた正中部には第3脳室がある。橋、延髄と小脳に囲まれた三角錐状の第4脳室がある。側脳室と第3脳室は室間孔(モンロー孔)で、第3脳と第4脳室は中脳水道(シルビウス水道)によってお互いに連結されている。第4脳室の下端は、脊髄の中心管に続く。さらに第4脳室には、正中口(マジャンデイー孔)や左右の外側口(ルシュカ孔)によってクモ膜に通じている。
問題07: 4
解説:大脳皮質前頭葉には運動野(中心前回)の他に運動性言語野(ブローカ中枢)がある。体性感覚野は頭頂葉(中心後回)、味覚野も頭頂葉(外側溝上部)、感覚性言語野(ウェルニッケ中枢)は側頭葉にある。
問題08: 3
解説:前庭神経は内耳の平衡感覚の求心路であり、内耳神経より分岐する。内耳神経からは同じく内耳に向かい蝸牛神経も分かれる。
問題09: 2
解説:頚神経叢はC1〜C4(一部横隔神経はC5含む)、尺骨神経はC8,T1、腋窩神経はC5〜C6の神経根支配を受ける。
問題10: 2
解説:覚えましょう。痛覚伝導路とは体性感覚の皮膚感覚の伝導路のことである。皮膚からの痛覚,温冷覚は脊髄神経節細胞(一次ニューロン) の末梢突起(自由神経終末)から脊髄後根に入るところで脊髄神経節を経由し(感覚神経細胞体のあるところ)、脊髄後根を通り脊髄後角に入る。ここで二次ニューロンに交代すると交差して反対側の側素にある外側脊髄視床路を上行し視床に至り, 三次二ューロンに交代し内包を通り大脳皮質の中心後回にある体性感覚領で感知される。イメージできるとよく分かるかもしれません。言葉だけでは・・・ねぇ。
問題01: 4
解説:大殿筋は下殿神経、中殿筋、大腿筋膜張筋は上殿神経に支配される。
問題02: 4
解説:皮質脊髄路は主として大脳中心前回の運動領野(第4、6領野)に始まり、内包、大脳脚、延髄の錐体で交叉し、さらに前角細胞と連絡している錐体路である。脳神経核は末梢神経である。
問題03: 2
解説:脛骨神経は主に下肢屈曲に働く筋を支配する。前脛骨筋、足の長母指伸筋は深腓骨神経、長腓骨筋は浅腓骨神経に支配される。
問題04: 4
解説:4:外転神経は橋と延髄の移行部から脳を出て、外側直筋を支配する神経である。
1.味覚と咽頭の知覚を伝える感覚線維と咽頭筋を支配する運動線維、耳下腺を支配する副交感線維を含む。延髄の外側でオリーブの後方から脳を出る。
2.前頭部と顔面に広く分布する多数の感覚線維と少量の運動線維を含む。橋の外側部より脳を出る。
3.眼筋を支配する運動線維と、眼球内の平滑筋を支配する副交感線維を含む。大脳脚の間から脳を出て眼窩に入る。
問題05: 1
解説:中心前回は前頭葉にあり、運動野の領域である。
2.体知覚中枢は体性感覚野の領域である中心後回をもつ頭頂葉。
3.視覚中枢は視覚野で、後頭葉の半球内側面にある鳥距溝の周囲にある。
4.聴覚中枢は聴覚野で側頭葉の外側溝に面する横側頭回にある。
問題06: 1
解説:脳室系は、左右の大脳半球の漁側脳室があり、左右の間脳に挟まれた正中部には第3脳室がある。橋、延髄と小脳に囲まれた三角錐状の第4脳室がある。側脳室と第3脳室は室間孔(モンロー孔)で、第3脳と第4脳室は中脳水道(シルビウス水道)によってお互いに連結されている。第4脳室の下端は、脊髄の中心管に続く。さらに第4脳室には、正中口(マジャンデイー孔)や左右の外側口(ルシュカ孔)によってクモ膜に通じている。
問題07: 4
解説:大脳皮質前頭葉には運動野(中心前回)の他に運動性言語野(ブローカ中枢)がある。体性感覚野は頭頂葉(中心後回)、味覚野も頭頂葉(外側溝上部)、感覚性言語野(ウェルニッケ中枢)は側頭葉にある。
問題08: 3
解説:前庭神経は内耳の平衡感覚の求心路であり、内耳神経より分岐する。内耳神経からは同じく内耳に向かい蝸牛神経も分かれる。
問題09: 2
解説:頚神経叢はC1〜C4(一部横隔神経はC5含む)、尺骨神経はC8,T1、腋窩神経はC5〜C6の神経根支配を受ける。
問題10: 2
解説:覚えましょう。痛覚伝導路とは体性感覚の皮膚感覚の伝導路のことである。皮膚からの痛覚,温冷覚は脊髄神経節細胞(一次ニューロン) の末梢突起(自由神経終末)から脊髄後根に入るところで脊髄神経節を経由し(感覚神経細胞体のあるところ)、脊髄後根を通り脊髄後角に入る。ここで二次ニューロンに交代すると交差して反対側の側素にある外側脊髄視床路を上行し視床に至り, 三次二ューロンに交代し内包を通り大脳皮質の中心後回にある体性感覚領で感知される。イメージできるとよく分かるかもしれません。言葉だけでは・・・ねぇ。
2009年10月29日木曜日
【解剖学問題7 内分泌系 その1(問題編)】
【解剖学問題7 内分泌系 その1(問題編)】
問題01: 内分泌系について正しい記述はどれか。
1.アドレナリンは副腎皮質から分泌される。
2.上皮小体は甲状腺の前面にある。
3.下垂体の後葉は神経性下垂体とも呼ばれる。
4.男性ホルモンは前立腺から分泌される。
問題02: ホルモンと主な分泌臓器との組合せで正しいのはどれか。
1.インスリン‥‥‥‥‥‥‥膵臓α細胞
2.カテコールアミン‥‥‥‥副腎髄質
3.エストロゲン‥‥‥‥‥‥精 巣
4.アンドロゲン‥‥‥‥‥‥卵 巣
問題03: カルシトニンを分泌するのはどれか。
1.下垂体
2.松果体
3.甲状腺
4.上皮小体
問題04: 下垂体について正しい記述はどれか。
1.視神経交叉の前方に位置する。
2.下垂体門脈は視床下部と前葉とを連絡する。
3.後葉には多数の有髄神経線維がみられる。
4.中間葉は前葉と間脳との間に位置する。
問題05: 甲状腺について正しい記述はどれか。
1.甲状軟骨の上方に位置する。
2.前面に上皮小体がみられる。
3.多数の濾胞がある。
4.導管を有する。
問題06: 骨の伸長を促すホルモンはどれか。
1.FSH
2.ACTH
3.LH
4.GH
問題07: 誤っているのはどれか。
1.甲状腺―――サイロキシン
2.膵臓―――インスリン
3.副腎皮質―――アドレナリン
4.卵巣―――エストロゲン
問題08: 下垂体前葉から分泌されないのはどれか。
1.メラトニン
2.プロラクチン
3.副腎皮質刺激ホルモン
4.成長ホルモン
問題09: エストロゲンの作用でないのはどれか。
1.乳腺発育促進
2.排卵抑制
3.皮下脂肪沈着
4.陰毛の発生
問題10: 性ホルモンを分泌するのはどれか。
1.精細管
2.前立腺
3.卵胞
4.卵管の線毛上皮
問題01: 内分泌系について正しい記述はどれか。
1.アドレナリンは副腎皮質から分泌される。
2.上皮小体は甲状腺の前面にある。
3.下垂体の後葉は神経性下垂体とも呼ばれる。
4.男性ホルモンは前立腺から分泌される。
問題02: ホルモンと主な分泌臓器との組合せで正しいのはどれか。
1.インスリン‥‥‥‥‥‥‥膵臓α細胞
2.カテコールアミン‥‥‥‥副腎髄質
3.エストロゲン‥‥‥‥‥‥精 巣
4.アンドロゲン‥‥‥‥‥‥卵 巣
問題03: カルシトニンを分泌するのはどれか。
1.下垂体
2.松果体
3.甲状腺
4.上皮小体
問題04: 下垂体について正しい記述はどれか。
1.視神経交叉の前方に位置する。
2.下垂体門脈は視床下部と前葉とを連絡する。
3.後葉には多数の有髄神経線維がみられる。
4.中間葉は前葉と間脳との間に位置する。
問題05: 甲状腺について正しい記述はどれか。
1.甲状軟骨の上方に位置する。
2.前面に上皮小体がみられる。
3.多数の濾胞がある。
4.導管を有する。
問題06: 骨の伸長を促すホルモンはどれか。
1.FSH
2.ACTH
3.LH
4.GH
問題07: 誤っているのはどれか。
1.甲状腺―――サイロキシン
2.膵臓―――インスリン
3.副腎皮質―――アドレナリン
4.卵巣―――エストロゲン
問題08: 下垂体前葉から分泌されないのはどれか。
1.メラトニン
2.プロラクチン
3.副腎皮質刺激ホルモン
4.成長ホルモン
問題09: エストロゲンの作用でないのはどれか。
1.乳腺発育促進
2.排卵抑制
3.皮下脂肪沈着
4.陰毛の発生
問題10: 性ホルモンを分泌するのはどれか。
1.精細管
2.前立腺
3.卵胞
4.卵管の線毛上皮
【解剖学問題7 内分泌系 その1(解答編)】
【解剖学問題7 内分泌系 その1(解答編)】
問題01: 3
解説:下垂体の後葉は、第3脳室底の突出によって生じた神経組織であるため、神経性下垂体とも呼ばれる。
アドレナリンなどカテコールアミンは副腎髄質から分泌される。
上皮小体は副甲状腺とも呼ばれ、甲状腺の後面に位置する。
男性ホルモンは精巣に存在するライディッヒ間細胞から分泌される。
問題02: 2
解説:カテコールアミンとはアドレナリン、ノルアドレナリン、ドパミンの総称。副腎髄質から分泌される。
問題03: 3
解説:カルシトニンを分泌するのは甲状腺の傍小胞細胞である。カルシトニンは骨と腎臓に作用して、血中のカルシウム値を低下させる。この作用は上皮小体ホルモンの作用と拮抗する。
問題04: 2
解説:下垂体は視神経交叉 (視交叉) のうしろで間脳の視床下部につながり,蝶形骨のトルコ鞍(下垂体窩)に乗る。下垂体は,前部の腺性下垂体と (前葉・隆起部・中間葉(部))と後部の神経性下垂体(後葉)からなり,前葉と後葉の間は中間葉(部)によって分けられている。
3:後葉は多数の無髄神経で構成され,視床下部にある神経細胞の分泌物を放出する(神経分泌)。
問題05: 3
解説:甲状腺はく左葉と右葉及びこれを連結する峡部から成る。峡部は第2~4気管軟骨の高さで、左右両葉は喉頭及び気管上部の両側面に付着する。表面を線維性被膜で覆われ、さらに結合組織が内部に入り小葉を作る。この小葉の中に、直径0.2㎜前後の濾胞と呼ばれる袋状の球形の集まりでできている。袋の中には濾胞細胞が作った膠様質(コロイド)が蓄えられ、必要に応じて濾胞細胞で再吸収されてサイロキシンとして毛細血管中に放出される。甲状腺は、このように分泌物が一時細胞外に貯えられる点で内分泌腺としてやや特異であるとされている。
問題06: 4
解説:FSHは卵胞刺激ホルモン、ACTHは副腎皮質ホルモン、LHは黄体化ホルモン、GHは成長ホルモンである。骨長軸方向の成長(骨端軟骨に働き)を促すホルモンは成長ホルモンである
問題07: 3
解説:副腎皮質のホルモンにはアルドステロン、コルチゾル、コルチコステロンなどがある。アドレナリンは副腎髄質から分泌される。
問題08: 1
解説:1:メラトニンは松果体から分泌される。
2:プロラクチン、3:副腎皮質刺激ホルモン、4:成長ホルモンは下垂体前葉から分泌される。他に下垂体前葉から分泌されるホルモンには甲状腺刺激ホルモン、性腺刺激ホルモンがある。
問題09: 2
解説:エストロゲンは細胞質受容体と結合することにより生理作用を発現する。
主なエストロゲンの生理作用は以下のようなものがある。
①卵胞および子宮の成長促進
②子宮血流量を増大
③子宮頚管粘液の分泌
④子宮のオキシトシン感受性を高める
⑤思春期の女子の二次性徴および発情を引き起こす
⑥乳腺の乳管の成長を促す
⑦皮下脂肪を沈着させる
⑧カルシウムの骨への沈着増加、骨成熟を促進し長骨の骨端線閉鎖を促進
⑨腎臓でのナトリウムおよび水分の貯留作用
⑩血中コレステロール低下作用
排卵の抑制をするのはプロゲステロンである。
・プロゲステロンの生理作用
①子宮内膜を分泌型に変える
②(妊娠維持のために)子宮筋のオキシトシンに対する感受性を低下させる
③子宮収縮を抑制する
④子宮頚部の粘液の粘度を下げる
⑤乳腺の腺小葉や腺胞を発達させる
⑥排卵の抑制
問題10: 3
解説:精細管の精上皮では精子が作られ、精嚢からの粘液と前立腺からの分泌物(薄いミルク様)と一緒になり、精液の大部分を占める。卵管の線毛上皮は、卵管壁の平滑筋の蠕動運動と共に卵子を子宮に運ぶ働きをする。卵胞からは卵胞ホルモンが分泌されて子宮内膜を厚くする。
問題01: 3
解説:下垂体の後葉は、第3脳室底の突出によって生じた神経組織であるため、神経性下垂体とも呼ばれる。
アドレナリンなどカテコールアミンは副腎髄質から分泌される。
上皮小体は副甲状腺とも呼ばれ、甲状腺の後面に位置する。
男性ホルモンは精巣に存在するライディッヒ間細胞から分泌される。
問題02: 2
解説:カテコールアミンとはアドレナリン、ノルアドレナリン、ドパミンの総称。副腎髄質から分泌される。
問題03: 3
解説:カルシトニンを分泌するのは甲状腺の傍小胞細胞である。カルシトニンは骨と腎臓に作用して、血中のカルシウム値を低下させる。この作用は上皮小体ホルモンの作用と拮抗する。
問題04: 2
解説:下垂体は視神経交叉 (視交叉) のうしろで間脳の視床下部につながり,蝶形骨のトルコ鞍(下垂体窩)に乗る。下垂体は,前部の腺性下垂体と (前葉・隆起部・中間葉(部))と後部の神経性下垂体(後葉)からなり,前葉と後葉の間は中間葉(部)によって分けられている。
3:後葉は多数の無髄神経で構成され,視床下部にある神経細胞の分泌物を放出する(神経分泌)。
問題05: 3
解説:甲状腺はく左葉と右葉及びこれを連結する峡部から成る。峡部は第2~4気管軟骨の高さで、左右両葉は喉頭及び気管上部の両側面に付着する。表面を線維性被膜で覆われ、さらに結合組織が内部に入り小葉を作る。この小葉の中に、直径0.2㎜前後の濾胞と呼ばれる袋状の球形の集まりでできている。袋の中には濾胞細胞が作った膠様質(コロイド)が蓄えられ、必要に応じて濾胞細胞で再吸収されてサイロキシンとして毛細血管中に放出される。甲状腺は、このように分泌物が一時細胞外に貯えられる点で内分泌腺としてやや特異であるとされている。
問題06: 4
解説:FSHは卵胞刺激ホルモン、ACTHは副腎皮質ホルモン、LHは黄体化ホルモン、GHは成長ホルモンである。骨長軸方向の成長(骨端軟骨に働き)を促すホルモンは成長ホルモンである
問題07: 3
解説:副腎皮質のホルモンにはアルドステロン、コルチゾル、コルチコステロンなどがある。アドレナリンは副腎髄質から分泌される。
問題08: 1
解説:1:メラトニンは松果体から分泌される。
2:プロラクチン、3:副腎皮質刺激ホルモン、4:成長ホルモンは下垂体前葉から分泌される。他に下垂体前葉から分泌されるホルモンには甲状腺刺激ホルモン、性腺刺激ホルモンがある。
問題09: 2
解説:エストロゲンは細胞質受容体と結合することにより生理作用を発現する。
主なエストロゲンの生理作用は以下のようなものがある。
①卵胞および子宮の成長促進
②子宮血流量を増大
③子宮頚管粘液の分泌
④子宮のオキシトシン感受性を高める
⑤思春期の女子の二次性徴および発情を引き起こす
⑥乳腺の乳管の成長を促す
⑦皮下脂肪を沈着させる
⑧カルシウムの骨への沈着増加、骨成熟を促進し長骨の骨端線閉鎖を促進
⑨腎臓でのナトリウムおよび水分の貯留作用
⑩血中コレステロール低下作用
排卵の抑制をするのはプロゲステロンである。
・プロゲステロンの生理作用
①子宮内膜を分泌型に変える
②(妊娠維持のために)子宮筋のオキシトシンに対する感受性を低下させる
③子宮収縮を抑制する
④子宮頚部の粘液の粘度を下げる
⑤乳腺の腺小葉や腺胞を発達させる
⑥排卵の抑制
問題10: 3
解説:精細管の精上皮では精子が作られ、精嚢からの粘液と前立腺からの分泌物(薄いミルク様)と一緒になり、精液の大部分を占める。卵管の線毛上皮は、卵管壁の平滑筋の蠕動運動と共に卵子を子宮に運ぶ働きをする。卵胞からは卵胞ホルモンが分泌されて子宮内膜を厚くする。
2009年10月26日月曜日
【解剖学問題6 泌尿器系 その1(問題編)】
【解剖学問題6 泌尿器系 その1(問題編)】
問題01: 膀胱について誤っている記述はどれか。
1.恥骨結合の後方に位置する。
2.男女共に後方には直腸が接する。
3.膀胱の筋は自律神経に支配される。
4.尿管口は膀胱三角の頂点をなす。
問題02: 尿道について誤っている記述はどれか。
1.男性尿道は前立腺を貫く。
2.尿道括約筋は横紋筋である。
3.男の外尿道口は陰茎亀頭にある。
4.女性尿道は膣の後壁に接する。
問題03: 腎臓について誤っている記述はどれか。
1.腎小体は皮質に存在する。
2.近位尿細管はボーマン嚢に起始する。
3.ヘンレループは皮質に存在する。
4.集合管の上皮は移行上皮ではない。
問題04: 腎小体について誤っている記述はどれか。
1.腎臓の皮質に存在する。
2.糸球体に出入りする血管は動脈である。
3.腎小体の一端から直接尿管が続く。
4.ネフロンを構成する。
問題05: 横紋筋線維でできているのはどれか。
1.瞳孔括約筋
2.幽門括約筋
3.尿道括約筋
4.膀胱収縮筋
問題06: 腎小体(マルピギー小体)に直接続くのはどれか。
1.集合管
2.直尿細管
3.ヘンレのワナ(係蹄)
4.近位曲尿細管
問題07: 腎臓について誤っているのはどれか。
1.後腹膜腔にある。
2.糸球体は髄質にある。
3.尿細管の一部はヘアピン状に曲がっている。
4.直尿細管と集合管は平行して走行する
問題08: 排尿機構について正しいのはどれか。
1.腹圧は排尿に関与しない。
2.外尿道括約筋は排尿時に収縮する。
3.男性の尿道は女性に比べて短い。
4.男性の尿道は前立腺の中を通る。
問題09: 腎臓について誤っている記述はどれか。
1.尿管の上端部は腎盂を形成する。
2.腎小体は糸球体とボウマン嚢から成る。
3.ヘンレのワナは皮質にある。
4.腎小体と尿細管を合わせてネフロンという。
問題10: 尿管の狭窄部でないのはどれか。
1.尿管の起始部
2.総腸骨動脈との交叉部
3.精巣動脈との交叉部
4.膀胱への移行部
問題01: 膀胱について誤っている記述はどれか。
1.恥骨結合の後方に位置する。
2.男女共に後方には直腸が接する。
3.膀胱の筋は自律神経に支配される。
4.尿管口は膀胱三角の頂点をなす。
問題02: 尿道について誤っている記述はどれか。
1.男性尿道は前立腺を貫く。
2.尿道括約筋は横紋筋である。
3.男の外尿道口は陰茎亀頭にある。
4.女性尿道は膣の後壁に接する。
問題03: 腎臓について誤っている記述はどれか。
1.腎小体は皮質に存在する。
2.近位尿細管はボーマン嚢に起始する。
3.ヘンレループは皮質に存在する。
4.集合管の上皮は移行上皮ではない。
問題04: 腎小体について誤っている記述はどれか。
1.腎臓の皮質に存在する。
2.糸球体に出入りする血管は動脈である。
3.腎小体の一端から直接尿管が続く。
4.ネフロンを構成する。
問題05: 横紋筋線維でできているのはどれか。
1.瞳孔括約筋
2.幽門括約筋
3.尿道括約筋
4.膀胱収縮筋
問題06: 腎小体(マルピギー小体)に直接続くのはどれか。
1.集合管
2.直尿細管
3.ヘンレのワナ(係蹄)
4.近位曲尿細管
問題07: 腎臓について誤っているのはどれか。
1.後腹膜腔にある。
2.糸球体は髄質にある。
3.尿細管の一部はヘアピン状に曲がっている。
4.直尿細管と集合管は平行して走行する
問題08: 排尿機構について正しいのはどれか。
1.腹圧は排尿に関与しない。
2.外尿道括約筋は排尿時に収縮する。
3.男性の尿道は女性に比べて短い。
4.男性の尿道は前立腺の中を通る。
問題09: 腎臓について誤っている記述はどれか。
1.尿管の上端部は腎盂を形成する。
2.腎小体は糸球体とボウマン嚢から成る。
3.ヘンレのワナは皮質にある。
4.腎小体と尿細管を合わせてネフロンという。
問題10: 尿管の狭窄部でないのはどれか。
1.尿管の起始部
2.総腸骨動脈との交叉部
3.精巣動脈との交叉部
4.膀胱への移行部
【解剖学問題6 泌尿器系 その1(解答編)】
【解剖学問題6 泌尿器系 その1(解答編)】
問題01: 2
解説:良く出る!
1:膀胱は、男女とも恥骨結合の後方にある。
2:男性では膀胱の後方には直腸があるが、女性では膀胱の後方に子宮と膣がある。
3:膀胱壁の筋は平滑筋からなり、尿の排出は、副交感神経の興奮により膀胱壁の筋層が収縮して行われるが、特に内尿道口では筋層が輪状に発達していて膀胱括約筋となり、これは自動的にゆるんで尿が排出される。
4:尿管口は、膀胱底部で膀胱三角の底辺の2つの角をなし、内尿道口が膀胱三角の他の頂点をなす。
問題02: 4
解説:これも良く出る!女性排泄器・生殖器の配置は必ず覚えておくこと!
膣とは,子宮の下に続く管状部で前 (恥骨側)に尿道が走り,後方(肛門側) には直腸が位置する。
問題03: 3
解説:腎臓は,内部の髄質と表層の皮質に区分される。髄質には腎錐体が放射状に並び,皮質には腎小体(マルピギー小体)が散在する。
2,3:近位尿細管は皮髄にある腎小体のボーマン嚢の一端より始まり,髄質に入りヘンレループ(ヘンレのわな)となりUターンして再び皮質に戻り遠位尿細管になる。
4:集合管は特徴のない細胞で立方ないし円柱上皮からなる
問題04: 3
解説:腎小体は,腎実質の皮質に存在する。腎小体には,毛細血管 (輸入・ 輸出細動脈)が糸だま状に集まった糸球体とそれを包む薄い袋状のボウマン嚢よりなる。これに, 腎小体より起こる尿細管を合わせてネフロン (腎単位) と呼ぶ。尿管は腎臓の出口(腎盂)から膀胱を結ぶ管。腎小体から直接は繋がらない。
問題05: 3
解説:選択肢の中で、横紋筋線維でできているのは
3:尿道括約筋である。尿道括約筋は、男性では尿道を閉じ、尿道球腺を圧迫する。女性では、膣と尿道を圧追する。意識して動かせる筋肉が横紋筋。あとの3つは平滑筋である。
問題06: 4
解説:腎小体に続く尿細管の起始部は近位曲尿細管とよばれ、腎皮質にあり、アミノ酸、ブドウ糖、水分などを再吸収するところで、続いて直尿細管となり腎髄質に下降し、ヘンレのワナ(係蹄)へ移行する。ヘンレ下行脚から上行脚へ反転して再び皮質に行き、遠位曲尿細管となる。最終的に再び髄質に下り、集合管となって腎乳頭から腎杯へ開口する。
問題07: 2
解説:1.腎臓は腹膜後器官である。(腹膜後器官:腎臓・膵臓・十二指腸・上行結腸・下行結腸)
2.腎小体を作る糸球体はボーマン嚢に包まれて腎皮質中に存在する。
3.尿細管のうち、ヘアピン状に曲がっている部分をヘンレ係蹄(ヘンレのワナ)という
問題08: 4
解説:1.腹圧は膀胱内圧を高めて尿を内尿道口の方向へ移動させる役割を持つ。
2.排尿時には尿道括約筋は弛緩する。
3.男性:20~25cm、女性:2.5~4.5cm
問題09: 3
解説:ヘンレのワナは髄質に見られる。
問題10: 3
解説:尿管の狭窄部は3箇所ある。
①腎盂から尿管への移行部
②総腸骨動脈との交差部・腹部から骨盤部への移行部
③膀胱壁の貫通部
問題01: 2
解説:良く出る!
1:膀胱は、男女とも恥骨結合の後方にある。
2:男性では膀胱の後方には直腸があるが、女性では膀胱の後方に子宮と膣がある。
3:膀胱壁の筋は平滑筋からなり、尿の排出は、副交感神経の興奮により膀胱壁の筋層が収縮して行われるが、特に内尿道口では筋層が輪状に発達していて膀胱括約筋となり、これは自動的にゆるんで尿が排出される。
4:尿管口は、膀胱底部で膀胱三角の底辺の2つの角をなし、内尿道口が膀胱三角の他の頂点をなす。
問題02: 4
解説:これも良く出る!女性排泄器・生殖器の配置は必ず覚えておくこと!
膣とは,子宮の下に続く管状部で前 (恥骨側)に尿道が走り,後方(肛門側) には直腸が位置する。
問題03: 3
解説:腎臓は,内部の髄質と表層の皮質に区分される。髄質には腎錐体が放射状に並び,皮質には腎小体(マルピギー小体)が散在する。
2,3:近位尿細管は皮髄にある腎小体のボーマン嚢の一端より始まり,髄質に入りヘンレループ(ヘンレのわな)となりUターンして再び皮質に戻り遠位尿細管になる。
4:集合管は特徴のない細胞で立方ないし円柱上皮からなる
問題04: 3
解説:腎小体は,腎実質の皮質に存在する。腎小体には,毛細血管 (輸入・ 輸出細動脈)が糸だま状に集まった糸球体とそれを包む薄い袋状のボウマン嚢よりなる。これに, 腎小体より起こる尿細管を合わせてネフロン (腎単位) と呼ぶ。尿管は腎臓の出口(腎盂)から膀胱を結ぶ管。腎小体から直接は繋がらない。
問題05: 3
解説:選択肢の中で、横紋筋線維でできているのは
3:尿道括約筋である。尿道括約筋は、男性では尿道を閉じ、尿道球腺を圧迫する。女性では、膣と尿道を圧追する。意識して動かせる筋肉が横紋筋。あとの3つは平滑筋である。
問題06: 4
解説:腎小体に続く尿細管の起始部は近位曲尿細管とよばれ、腎皮質にあり、アミノ酸、ブドウ糖、水分などを再吸収するところで、続いて直尿細管となり腎髄質に下降し、ヘンレのワナ(係蹄)へ移行する。ヘンレ下行脚から上行脚へ反転して再び皮質に行き、遠位曲尿細管となる。最終的に再び髄質に下り、集合管となって腎乳頭から腎杯へ開口する。
問題07: 2
解説:1.腎臓は腹膜後器官である。(腹膜後器官:腎臓・膵臓・十二指腸・上行結腸・下行結腸)
2.腎小体を作る糸球体はボーマン嚢に包まれて腎皮質中に存在する。
3.尿細管のうち、ヘアピン状に曲がっている部分をヘンレ係蹄(ヘンレのワナ)という
問題08: 4
解説:1.腹圧は膀胱内圧を高めて尿を内尿道口の方向へ移動させる役割を持つ。
2.排尿時には尿道括約筋は弛緩する。
3.男性:20~25cm、女性:2.5~4.5cm
問題09: 3
解説:ヘンレのワナは髄質に見られる。
問題10: 3
解説:尿管の狭窄部は3箇所ある。
①腎盂から尿管への移行部
②総腸骨動脈との交差部・腹部から骨盤部への移行部
③膀胱壁の貫通部
2009年10月25日日曜日
【解剖学問題5 解剖学概論 その1(問題編)】
【解剖学問題5 解剖学概論 その1(問題編)】
問題01: 線維軟骨を有するのはどれか。
1.耳管
2.気管支
3.耳介
4.椎間円板
問題02: 外胚葉から分化した上皮を有する器官はどれか。
1.膀胱
2.肺
3.心臓
4.眼球
問題03: 線維軟骨でないのはどれか。
1.関節唇
2.関節半月
3.耳介軟骨
4.上斜筋の滑車
問題04: 骨格筋の説明でないものはどれか。
1.随意筋である。
2.1個の核を持つ。
3.横紋を呈する。
4.円柱状の形態をしている。
問題05: 疎性結合組織はどれか。
1.皮下組織
2.靱帯
3.腱
4.真皮
問題06: 正しいのはどれか。
1.心筋は多核細胞からなる。
2.疎性結合組織は腱を形成している。
3.膀胱は平滑筋からなる。
4.関節軟骨は線維軟骨からなる。
問題07: 単層扁平上皮からなっているのはどれか。
1.表皮
2.食道
3.眼瞼結膜
4.血管
問題08: 内胚葉から分化してできた器官はどれか。
1.血管
2.脳
3.気管
4.腎臓
問題09: 異物を分解する酵素を持っているのはどれか。
1.ゴルジ装置
2.中心小体
3.リソソーム
4.リボゾーム
問題10: 正しい組合せはどれか。
1.気管―――移行上皮
2.食道―――重層扁平上皮
3.膀胱―――多列円柱上皮
4.小腸―――単層扁平上皮
問題01: 線維軟骨を有するのはどれか。
1.耳管
2.気管支
3.耳介
4.椎間円板
問題02: 外胚葉から分化した上皮を有する器官はどれか。
1.膀胱
2.肺
3.心臓
4.眼球
問題03: 線維軟骨でないのはどれか。
1.関節唇
2.関節半月
3.耳介軟骨
4.上斜筋の滑車
問題04: 骨格筋の説明でないものはどれか。
1.随意筋である。
2.1個の核を持つ。
3.横紋を呈する。
4.円柱状の形態をしている。
問題05: 疎性結合組織はどれか。
1.皮下組織
2.靱帯
3.腱
4.真皮
問題06: 正しいのはどれか。
1.心筋は多核細胞からなる。
2.疎性結合組織は腱を形成している。
3.膀胱は平滑筋からなる。
4.関節軟骨は線維軟骨からなる。
問題07: 単層扁平上皮からなっているのはどれか。
1.表皮
2.食道
3.眼瞼結膜
4.血管
問題08: 内胚葉から分化してできた器官はどれか。
1.血管
2.脳
3.気管
4.腎臓
問題09: 異物を分解する酵素を持っているのはどれか。
1.ゴルジ装置
2.中心小体
3.リソソーム
4.リボゾーム
問題10: 正しい組合せはどれか。
1.気管―――移行上皮
2.食道―――重層扁平上皮
3.膀胱―――多列円柱上皮
4.小腸―――単層扁平上皮
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