【解剖学問題21 内分泌 その2(解答編)】
問題01: 2
解説:1:男性ホルモンはアンドロゲン。アルドステロンは副腎皮質ホルモンの電解質コルチコイドの一種。
3:セルトリ細胞が卵胞刺激ホルモンによって刺激を受け、精子発生を促す。
4:テストステロンなどの男性ホルモン分泌に関与するのはライディッヒ細胞。
問題02: 3
解説:副腎皮質のホルモンにはアルドステロン、コルチゾル、コルチコステロンなどがある。アドレナリンは副腎髄質から分泌される。
問題03: 3
解説:アドレナリンもノルアドレナリンも副腎髄質から分泌される。ただし、副腎髄質での分泌量はアドレナリンが大量で、ノルアドレナリンは少量である。
問題04: 1
解説:1:ライディヒの間細胞は精巣の聞質にある内分泌細胞で、テストステロンなどの男性ホルモンを分泌する。
2:セルトリ細胞は二.精巣の精細管の中の精上皮の間に点在する支持細胞で、精子形成細胞を保持し、またこれに栄養を与える。
3:精子細胞は変態して精子になる細胞である。
4:精母細胞は精祖細胞から通常の有糸分裂を行って分裂した細胞である、
問題05: 3
解説:1:バゾプレッシンは下垂体後葉から分泌される抗利尿ホルモンである。
2:カルシトニンは甲状腺の傍濾胞細胞から分泌されるカルシウム代謝ホルモンである。
3:アルドステロンは副腎皮質の球状帯から分泌される電解質コルチコイドで腎臓でのNa+の再吸収や水の再吸収の促進、K+の排泄を促進する。
4:アンドロゲンは副腎皮質の網状帯から分泌される副腎男性ホルモンである。
問題06: 3
解説:束状帯があるのは3:副腎皮質で、皮質の表層から球状帯、束状帯、網状帯の3層をなしていて、各々電解質(ミネラル)コルチコイド、糖質コルチコイド、性ホルモンを分泌・調整している。
問題07: 3
解説:カルシトニンを分泌するのは甲状腺の傍小胞細胞である。カルシトニンは骨と腎臓に作用して、血中のカルシウム値を低下させる。この作用は上皮小体ホルモンの作用と拮抗する。
問題08: 4
解説:パラトルモンは上皮小体ホルモンのことで、カルシトニンの作用に拮抗し、血中のカルシウム濃度を高める作用がある。骨からのカルシウムの動員、腎臓ではリン酸の排泄促進、カルシウムの腸管からの吸収を促進する。1はカルシトニン(サイロカルシトニン)のこと。3はメラトニン(松果体ホルモン)。
問題09: 3
解説:1:下垂体は、蝶形骨のトルコ鞍の中にある下垂体窩に位置している。
2:松果体は、間脳の底面から下垂している下垂体とは別に、間脳の背面から突出している。
3:副腎はヒトの場合、両側の腎臓の上部に帽子状に付着している。
4:上皮小体(副甲状腺)は、甲状腺の背面に存在する麦粒大の小体で通常4個認められる。
問題10: 2
解説:1:男性ホルモンはアンドロゲン。アルドステロンは副腎皮質ホルモンの電解質コルチコイドの一種。
3:セルトリ細胞が卵胞刺激ホルモンによって刺激を受け、精子発生を促す。
4:テストステロンなどの男性ホルモン分泌に関与するのはライディッヒ細胞。
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