2009年10月19日月曜日

【解剖学問題3 消化器系 その1(解答編)】

【解剖学問題3 消化器系 その1(解答・解説)】

問題01: 4
解説:噴門から上部を胃底と言います。上にあるけど底。間違わないように!粘
膜ヒダが最も発達しているのは空腸で、十二指腸は小腸中で最も少ない。

問題02: 2
解説:肝臓を栄養する血管は固有肝動脈。固有肝動脈は腹大動脈からの酸素に富
む栄養血管であり、門脈は消化管(食道下部・胃・小腸・大腸)・膵臓・胆嚢・
脾臓からの静脈血(消化管で吸収された栄養を含む)を肝臓に送る機能血管。

問題03: 3
解説:横行結腸とS状結腸は、結腸間膜を有し、可動性がある。
4.大網ヒモ、間膜ヒモ、自由ヒモと呼ばれる。

問題04: 3
解説:下顎底の内側で顎下三角内に存在する。導管の顎下腺管は、舌下腺の内側
を前方に走り、口腔底の舌下小丘に開口する。

問題05: 2,4
解説:腹膜垂は結腸の特徴として見られるもので、漿膜で包まれた脂肪組織塊が
結腸壁に観察される。腸腺(リーベルキューン腺)は小腸粘膜全域に見られる。
結腸にはあって、小腸にないもの4つ言えるかな?

問題06: 1
解説:2,3,4は結腸にあり、小腸には認められない形態的特徴。粘膜ヒダは
どちらにも存在し、小腸の粘膜ヒダは輪状ヒダ、結腸の粘膜ヒダは半月ヒダである。

問題07: 1
解説:腹膜後器官である十二指腸は間膜をもたない。

問題08: 1
解説:パイエル板は回腸に多くみられる。
空腸と回腸は2:3の割合で回腸の方が長い。
小腸の中で十二指腸には腸間膜が存在しない。

問題09: 1
解説:1 : 咽頭筋の筋層は,横紋筋で縦走する内層筋と輪走する外層筋の2層より
なる。

問題10: 3
解説:有郭乳頭は舌根部に近く分界溝の前に1列に並ぶ8〜12個の大きな乳頭
で、個々の乳頭は深い溝で囲まれる。ちなみにこの中で味蕾をもたないのはどれ
でしょう?

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