2009年10月25日日曜日

【解剖学問題5 解剖学概論 その1(解答編)】

【解剖学問題5 解剖学概論 その1(解説編)】

問題01: 4
解説:線維軟骨とは結合組織 (支持組織)の1つで, 基質の性状により弾性軟骨, 硝子軟骨, 線維軟骨の3種が区別される。
線維軟骨と言えば5つだけ!椎間円板、関節半月、関節円板、関節唇、恥骨結合!!覚えよう!
関節○○は線維軟骨が多いけど、「関節軟骨」は硝子軟骨。注意!
ほとんど硝子軟骨。弾性軟骨は耳たぶや鼻など柔らかい軟骨。
1:耳管は, 主として弾性軟骨で骨部に近い所では硝子軟骨である。
2:気管支と関節軟骨および肋軟骨は硝子軟骨に含まれる。
3:耳介は, 喉頭蓋軟骨などどともに弾性軟骨に含まれる。

問題02: 4
解説:外胚葉由来のものは神経・感覚器と皮膚。

問題03: 3、4
解説:関節唇は、関節窩の縁につき、関節窩の大きさと深さを増している線維軟骨性のつばである。
上斜筋の滑車は靱帯の環で出来ており、線維軟骨ではなく、密性の線維性結合組織である。耳介軟骨は軟骨組織の中でも弾性軟骨に分類される。

問題04: 2
解説:骨格筋は多核である。

問題05: 1
解説:あとの3つは密性結合組織。疎性結合組織には皮下組織や粘膜が含まれる。

問題06: 3
解説:1.心筋は単核細胞からなる。
2.腱は密性結合組織。
4.関節軟骨は硝子軟骨からなる。←これ注意。

問題07: 単層扁平上皮からなっているのはどれか。
1.表皮
2.食道
3.眼瞼結膜
4.血管
解答:4
解説:単層扁平上皮は薄っぺらい上皮。細部まで行き渡ることができるのが特徴。血管やリンパ管に用いられる。表皮、食道は機械的刺激に耐える必要があるため重層扁平上皮

問題08: 3
解説:内胚葉由来の組織は消化器、呼吸器、尿路(膀胱、尿道)。循環器である血管は中胚葉由来、神経系である脳は外胚葉由来。腎臓は泌尿器で中胚葉由来←尿路と間違わないように!!!

問題09: 3
解説:リソソームは膜で包まれた袋状の小顆粒で加水分解酵素を多く含む。

問題10: 2
解説:機械的刺激の強い場所では、いずれも重層扁平上皮で覆われる。重層上皮は吸収や分泌には適していない反面、ある程度弾力性を持ち、外からの物理的な力に対して抵抗性が強く、保護的機能もある。気管は(多列円柱)線毛上皮、膀胱は移行上皮、小腸は腸上皮(単層円柱上皮)である。

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