【解剖学問題4 生殖器系 その1(解答・解説)】
問題01: 2
解説:射精管とは精管と精嚢の合流部から尿道に開口するまでのことで、尿道の起始部周囲にある前立腺を貫通している。
問題02: 2
解説:ライディッヒ細胞は、間細胞とも呼ばれ、精巣内の曲精細管に挟まれるように存在する。よって精細管の中には存在していない。
問題03: 2
解説:大前庭腺のことをバルトリン腺ともいい、女性特有の器官である。男性では尿道球腺(カウパー腺)が相当する。
問題04: 2
解説:グラーフ卵胞とは成熟卵胞のことであり、排卵直前の状態。
問題05: 2
解説:射精管とは精管と精嚢の合流部から尿道に開口するまでのことで、尿道の起始部周囲にある前立腺を貫通している。男性ホルモンはライディッヒ細胞から分泌される。前立腺は精液中に分泌し、外界へ排出される外分泌腺。精子を作るのは精細管内にある精上皮などである。
問題06: 3
解説:精巣輸出管とは名前の通り、精巣から輸出する(出て行く)管のことであり、精巣の上部にある精巣上体に繋がる。精巣と精巣上体は解剖学的に別物であるので、注意。ちなみに精巣上体から出て行く管のことをなんと呼ぶ?
問題07: 1
解説:子宮の前には膀胱があり、後ろには直腸がある。
卵管采は卵管の卵巣側にある卵管漏斗で見られる。
子宮底は卵管と連絡するところである。膣と繋がるのは子宮頚。
問題08: 4
解説:卵管に連絡しているのは子宮底部。
恥骨結合には接していない。
膀胱は子宮の前側にある。
問題09: 1
解説:卵管は卵巣から子宮まで卵子を運ぶ役割がある。そのため物質輸送に便利な多列線毛円柱上皮が用いられる。
問題10: 1
解説:精子は,陰嚢内にある精巣(睾丸)で産生される。精巣実質は200~300個の精巣小葉に分けられ、各精巣小葉には曲精細管が充満している。この曲精細管の外周には基底膜があり,その内側にある精上皮が精子を産生する。曲精細管を出た精子は,精巣縦隔に隔てられた腔所にある2:精巣網に集められて3:精巣上体の中を複雑に屈曲する精巣輪出管から精巣上体管を移動し, その間に精子は成熟し受精能を獲得する。精子は,主に精巣上体管に養えられ性的興奮が極点に達すると,4:精管によって射精管より尿道に放出されて射精が起こる。
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