【解剖学問題13 消化器 その2(解答編)】
問題01: 2
解説:胆汁は肝細胞で産生され、毛細胆管、小葉間胆管など通過した後、左、右肝管を流れ、総肝管、胆嚢管を経て、胆嚢に一時貯蔵され、濃縮される。
肝臓は径約0.5~2㎜ほどの多角形(断面ではほぼ六角形)の小葉構造がその構成単位となっており、これを取り囲む結合組織がグリソン鞘である。この部分には、肝門から進入して来た肝動脈の枝である小葉間動脈と門脈の枝の小葉間静脈の他、小葉間胆管があり、これらを三つ組という。
膵管は、肝臓から胆汁を運ぶ総胆管と合流して大十二指腸乳頭に開口する。
肝静脈は下大静脈に開口する。
問題02: 3
解説:小腸の粘膜には多くのゴマ粒大のリンパ小節が散在するが、これが集団をなし、小判形(長径2~4㎜)になったものを集合リンパ小節(パイエル板)という。回腸下部に多く、細菌感染の防御に当たる。
問題03: 1
解説:前庭ヒダは声帯ヒダの上部にある。喉頭は第6頚椎の高さで咽頭から移行する。食道は喉頭の後方で咽頭から移行する。副鼻腔は全部で4つ(上顎洞、前頭洞、蝶形骨洞、篩骨洞)。最も大きいのは上顎洞 である。
問題04: 3
解説:肝臓には、胃の小彎側からでた小網と呼ばれる腹膜ヒダ、いわゆる肝胃間膜といわれる間膜が存在する。
問題05: 2
解説:2.結腸は上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸に区分される。
問題06: 4
解説:十二指腸への移行部のことを幽門という。胃腺には主細胞(ペプシン)、傍細胞(塩酸)、副細胞(ムチン)がある。
問題07: 1
解説:虫垂は回腸と上行結腸の移行部から突出している。
問題08: 1
解説:幽門括約筋は輪走筋
問題09: 2
解説:回盲弁(バウヒン弁)は名前の通り、回腸と盲腸部に存在する弁。胃壁の筋層は3層からなり、内斜走筋、中輪走筋、外縦走筋からなる。噴門より上部を胃底という。
問題10: 3
解説:顎下腺・舌下腺はともに固有口腔に開口する。
小舌下腺管は舌下腺の導管のうち、舌下ヒダに沿って開口するもので多数存在する。
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