2009年11月11日水曜日

【解剖学問題15 呼吸器 その2(解答編)】

【解剖学問題15 呼吸器 その2(解答編)】

問題01: 2
解説:1: 気管の後壁は食道に接している。
2:前方には大動脈弓がある。
3: 気管筋は不随意筋の平滑筋である。
4:気管の粘膜上皮は多列線毛上皮である。

問題02: 3
解説:上顎洞は、半月裂孔より中鼻道に開口する。声帯筋は甲状披裂筋の一部、声帯靭帯から起こり披裂軟骨の声帯突起につく横紋筋である。食道は第6頚椎から始まる頚部食道部で気管後部の膜性部(壁)に接着する。左肺は斜裂により2葉に分けられ、右肺は斜裂と水平裂によって3葉に分けられる。

問題03: 4
解説:選択肢の4つの軟骨は、喉頭および気管にみられる軟骨である。
1:気管は、軟骨輸・冠状靱帯・膜性壁で構成されるが、軟骨輸とは気管軟骨のことである。
2:喉頭蓋軟骨は、スプーン状の軟骨で甲状軟骨の後正中に付着し、咽頭と喉頭を境する喉頭蓋をつくる。
3:輪状軟骨は、甲状軟骨の下方にある指輸状の軟骨で下方は気管軟骨に連なる。
4:披裂軟骨は、輪状軟骨の後上縁にある左右一対の小さな三角錐状の軟骨である。披裂軟骨の尖端と甲状軟骨の後面との間に、ヒモ状の声帯靭帯とそれに沿って声帯筋が付き声帯ヒダ(声帯)をつくる。

問題04: 4
解説:4.下顎洞ではなく、上顎洞。

問題05: 4
解説:右肺には3本の葉気管支が分岐する。

問題06: 2
解説:耳管は咽頭の鼻部に開口する。

問題07: 1
解説:副鼻腔
①前頭洞(前頭骨)・・・中鼻道、
②蝶形骨洞(蝶形骨)・・・鼻腔の後上方
③篩骨洞(篩骨)・・・大部分が中鼻道
④上顎洞(上顎骨)・・・中鼻道
鼻涙管は下鼻道に開口し、耳管は咽頭に開口する。

問題08: 1
解説:気管軟骨は硝子軟骨であり、約15~20個の馬蹄形が靱帯で連結されて出来ている。

問題09: 3
解説:1.鼻腔の上壁が篩骨篩板で構成される。下壁は上顎骨、口蓋骨で構成される。
2.各鼻甲介の下に通る。
4.鼻粘膜の大部分は多列線毛上皮である。

問題10: 3
解説:縦隔は左右の肺の間で脊柱の前方にあり、横隔膜の上方にある空間である。そこに存在する臓器は大動静脈、大動脈弓、食道、心臓、横隔神経、迷走神経、胸管などである。

0 件のコメント:

コメントを投稿